近隣の学外の魅力を紹介する「学外探訪」の2回目です。
さて、中学校から徒歩5分の「宝ヶ池」には右のような不思議な造形物があります。いったい何なのでしょうか?
答えは一番下の写真でわかります。この樹木はヌマスギというスギ科の木で、上の写真の造形物はこのヌマスギの根の一部なのです。
ヌマスギは別名ラクウショウ(落羽松)とも呼ばれ、北米原産の落葉高木です。湿地帯によく見られ、時には幹の根元が水につかった状態でみられる場合もあります。こんな時、当然、根が窒息状態になりますから、呼吸するために根の一部が盛り上がり、地上で呼吸していると考えられています。そのため、この根を「呼吸根」とか、ひざのような形状から「膝根(しっこん)」と呼ばれています。形はさまざまで中国桂林の石灰岩柱を思わせるものから、ヒヨコのような形ものまで…想像力が鍛えられて楽しいです。
みなさんも宝ヶ池のランニングの時、たまには休憩して周囲を見回し、自然界の造形物と対話してみてください。
For our second time, we will introduce some parts outside of the school.
About 5 minutes from school, you can find some strange shaped objects in Takaragaike Park, like the ones in the photos. To find out what they are, look at the photo at the bottom. This tree is a Bald Cypress. The other photos are of the stumps of this tree that have been left by old trees.
Because the Bald Cypress can also grow in shallow waterways, such as swamps, they use their stump to breath. Because stumps have many different shapes, you can use your imagination to decide what each one looks like next time you go to Takaragaike Park.