平和を実現する人々は、幸いである、 その人たちは神の子と呼ばれる。 (マタイによる福音書 5章9節)
今、保健室入口東側には鮮やかなバラが咲き乱れ、学内を訪れる方を満開の花々で出迎えています。
黄色から始まった色は、オレンジ色、薄いピンク、濃いピンクと、絶妙な彩の移ろいを見せます。このバラは「アンネのバラ」と名付けられています。
1959年ベルギ-の園芸家ヒッポリテ・デルフォル氏は、スイスの旅の途中でアンネ・フランクの父オット-・フランク氏に会い、その時、アンネが自然や花をこよなく愛し、中でもバラがとりわけ好きだったことを知ります。そこで、彼が持っていた最も美しいバラのひとつを未来永劫の「形見」としてアンネ・フランクに捧げることにしたのです。
今咲いているバラは、当時本校生徒の保護者荻野晃也・洋子様(1990年11月12日の「11.12と同志社の歴史と未来を考える同中集会」を記念して)、また、聖イエス嵯峨野教会の大塚信牧師(2012年5月11日、母の日礼拝を記念して)からご寄贈いただいたものです。そんなバラの花に寄せて、生徒の未来の平和を願い、元本校教諭の馬場力が下の歌を作りました。
これからもこのバラは、本校に集う多くの人々に平和のメッセ-ジを伝えていくことでしょう。最後に「アンネの日記」からの引用です。
「もし神様がわたしを長生きさせて下さるなら、
・・・わたしはつまらない人間で一生を終わりません。
わたしは世界と人類のために働きます。」
Now, in front of the Nurse’s Room, there are some roses blooming. The main color that can be seen is yellow, but you can also see shades of orange and pink among them. These roses are known as “Anne’s Roses”, and they are named after Anne Frank. They were found in Belgium by Anne’s father Otto, and reminded him of Anne’s fondness for roses.
The roses you can see in our school now were grafted from these original roses, and were gifted to our school in 1990 by the parents of a student to convey a message of peace to our students.