立志館1階、聖書MSの壁面は時の流れに沿ってテ-マが変化します。つまりその時期の授業でとりくんだ作品についての発表の壁なのです。共通しているのは、生徒個人やグル-プが作成したすばらしい「発想力」のオリジナル作品が並ぶことです。その結果、この壁面は「若い感性の宝石箱」のようです。
1月は『よきサマリア人』の学びを基にした3年生の作品掲示でした。その中では数式とグラフの個性的な作品もありました。
2月は『創世記』の「天地創造」についての1年生の作品が掲示されていました。各クラス最初の時間にグル-プによる話し合いと下書きを行い、次の時間に着色します。みんなで自分の意見を出し合いながらイメ-ジを高め、ひとつの作品に仕上げていきます。ひとつとして同じ作品がないところに独創性のすばらしさを感じます。
On the first floor of the Risshikan building, the wall of the Bible Studies media space is always changing. We can always see original works by the students, which give us an insight into the amazing imaginations they have.
In January, the 3rd year students drew equations and graphs to represent “Good Samaritans”. In February, the 1st year students drew their images of the Book of Genesis as part of their group work. The fact that each image was different shows how creative the students are.
担当の桜井教諭に「展示作品への想い」と題して文章を寄せてもらいましたので下記に掲載します。
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【展示作品への想い】 桜井 希
聖書科MSには、授業で作製された「天地創造完成予想図」の内、優秀な作品を展示しています。この作品は男子グループが作製したものですが、昼と夜、陸と海を鮮やかに描き分け、丁寧に色を塗り、しかも聖書の記述通りに天の上にも水の層を描いています。
こうしてみると人間は決して世界の中心ではなく、被造物の一つであることが分かります。原始の世界はきっと美しかったに違いありません。では今の世界はどうでしょうか?私たちの欲望と身勝手さはどれほど自然を破壊してきたでしょうか。これらの作品はそんなことを私たちに問いかけているように思えます。
There are works of art displaying the Book of Genesis in the Media space now. This is by a group of boys, and depicts the actual stages, and the beauty of the earth. How would the earth look now, after the way we have treated it?
It is like the works are challenging us to think.