中学時代の興味関心が研究のはじまり

京都大学大学院・三内さん 礼拝講演
京都大学理学部大学院の三内悠吾さんをお迎えし、「淡水魚の多様性に魅せられて」というテーマでお話を伺いました。
三内さんの研究対象は、身近な川にすむ淡水魚・ドジョウの多様性についてです。DNAを調べることで、種がどのように分かれ、どのように多様化してきたのかを明らかにされています。移動が困難な淡水魚であるドジョウですが、関西で言えば鈴鹿山脈がバリアとなって、東側と西側でいろんなドジョウがいるようです。DNAを手掛かりにしらべるといろいろなことがわかるんですね。
三内さんのドジョウの研究のきっかけは、中学生のころにあるとお話しいただきました。そこから自然観察にのめり込み、全国をまわってドジョウを採集する中で京都大学の研究の道へと進まれたようです。
「夢中になったことが、いまの研究につながっています」という言葉が印象的でした。まさに探究の原点を感じるお話しでした。
(技術科 沼田 和也)





